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国際結婚in上海

老舗 鉄人52号復活!

最新上海風景

今年初頭、中国の李克強首相が景気が後退局面に入ったことを認めるように、「苦しい生活に備えよ」と言ったとか。
それを裏付けるように、上海の友人から「今年に入って不動産価格が1割くらい下がった」と先日電話があった。
目を覆うように根拠なく物価が上がり続けていた上海も、デフレ懸念が出てきたようだ。
最新のニュースでは、中国人民大学教授が講演で、中国が抱える負債総額は約600兆元(約9700兆円)あると発表。
これは日本の名目GDPの18倍に近い、天文学的な数字だ。
借金の上に成り立っているような中国は、この先どこを目指して走り続けるのか。

今日は最新の上海風景です。
昨年10月に2階建て観光バスで上海をグルリと周ってきました。
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「人民広場」駅前から観光周遊バスが出ています。
コースは3ルートあって、1ルート30元(480円)だったが、近くても滅多に来ないから3ルート全部周ることにした。
3ルートまとめたら少しは割引があるのかと思ったのだが、逆に少し高い100元(1600円)とられた。
距離が関係しているのか理由までは訊かなかったが、女房は釈然としないのか「100元の価値なんてないよ」とブツブツ文句を言っていた。

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お馴染みの外灘の年代物ビル風景。
築100年以上の激レアビルがごろごろ建っている。
バスは上海のメインストリートをゆっくり流すように走る。

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東方明珠(上海タワー)近くから、中国じゃトップ、世界では2位の高さを誇る「上海中心大厦」を望む。
118階建ての威容は、ツインタワーの左に写る101階で巨大な栓抜きのような「上海環球金融中心(森ビル)」も影が薄くなった。

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上海のシンボル「東方明珠(上海タワー)」
私も上海との縁は長いが、展望台の昇ったのは初めて訪中した時の1回だけ。
展望台から見た景色は、まだ高い建物は少なく、足下で日本のハザマ建設が高層ビルを建設していた。

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オープンバスから見る上海の街の景色には、意外と新しい発見がある。
上海中心部でも、往年の租界時代を彷彿とさせる古い低層ビルがまだ点在している。
政府にとっての開発の余地はまだありそうだ。

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まだまだ掘ってる地下鉄工事。
現在の上海地下鉄1日の乗降客は、延べ1179万2000人にも達したらしい。
11路線でその営業距離は617キロと世界一、今後さらに200km延長するそうだ。
20年前は1路線しかなく、その他はすべて路線バスが担っていたのだから、私なんぞ後ずさりするような殺人的込みようだった。

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外灘を流れる黄浦江の対岸を見たお馴染みの風景。
たった20年で、ニューヨークや東京を凌ぐ摩天楼を造り出した中国の不気味な底力。

今日はここまでです。
このところ体調が思わしくなく、しばらく更新をお休みいたします。
毎年5月に出発する上海行きも微妙な雲行きになってきました。
まだ日にちがあるので、養生に努めます。

   
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下町美容室(3)

  2、3人規模で営業している店はともかく、スタイリングチェアが10席以上もある美容チェーン店なかなか厳しい。
毎日店の前で従業員全員整列、店長の号令一下、金切り声を上げての点呼。
体操をやった後、1、2 1、2と交互に掛け声をかけあい、周辺をランニングする。
中にはヒールの高い靴で駆けている娘もいる。

昔の中国人は頭を押さえつけられるようなことや命令されることは、メンツが立たないとを嫌ったものだが、時代は変わって割と従順に受け入れるようになった。
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GS時代の衣装のような赤いブレザーが目立つ。
始めは店の宣伝のために無理やり走らせているのかと思ったが、どうもそうではなく、大真面目に従業員の意識改革を考えてのことだったようだ。
昔は共産主義の名残で、ちょっと目を離すとサボる奴が多かったからね。

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それにしても従業員の数が多い。
どのサービス業でも従業員が多いのは中国の特色か。
10年くらい前まではまだ人件費が安かったからね。

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10年経ったら案の定、人数は半分くらいになった。
しばらく見掛けないと思ったら、走るコースを変えてまだ続いていた。

              下町美容室 おわり

   
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下町美容室(2)

私が初めて上海の土を踏んだのは1998年、現女房との結婚話が決まり、上海の両親に挨拶に来た時だ。
女房はオーバースティで入管の審査を受けている真っ最中。
1人で行くのは甚だ心許なかったが、私は義理堅い古いタイプの人間だ。
これは最低限の礼儀と腹を括って行ってきた。
それまでも海外にはよく出掛けていたが、手続きは全部人任せかツアーばっかりだったんで、もう不安で一杯。
だが、そんな不安を吹き飛ばすように現地じゃ大変な歓待を受けた。
当時は日本人とみるとお大尽のイメージが強く、お舅さんは随分鼻が高かったようで、私をあちこちに引っ張り廻した。
目出度く両親の承諾を得てのち、頻繁に上海へ出掛けるようになった。

20年ちょっと前の上海の物価は、ほぼ日本の10分の1。
まるで不思議の国へでも迷い込んだように、何でも目を見張るように安かった。
こいつは大変な宝の山を見つけたと思いましたよ。
日本じゃバブルが弾けて不景気風が吹き捲っている時。
10万円が100万円分使えるなんて、わたしゃなんて間がいいんでしょ。
とっとと東京を引き払って、上海で暮らそうかと本気で思ったくらい。

だが安かろう悪かろうは否めない。
確かに物価は安かったけれど、品質は最悪で客対応のサービス精神なんて皆無。
街を歩く人はみんなツンツンしてて、道を聞いたってろくに教えてもくれない。
本場中国料理は口に合わないし、街は所々生ゴミが堆く積まれ、不衛生この上ない状態だったから、段々その気も薄れていった。

それにしても中国は見事に発展した。
街も綺麗になり、20年前には予想も出来なかったが、物価も日本に追い付き追い越されてしまった。上海に移住した友人が、上海は住み難くなったと頻繁にこぼしている。
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今の上海からは想像が出来ない、日本でいえば貧しい戦前の暮らしがそこにあった。
屋根のない青空床屋。ちょっと裏通りを歩けば、必ず見掛けたものだ。
白衣を着ているのは技術者としてのプライドか。

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10年くらいまで元気で商売していたこのおじさん。
最近あまり見かけないから、もう死んじゃったんだろうか。
刈った髪の毛は風がどこかに運んで行くが、気にも留めない大らかさ。

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青空床屋料金。ヒゲ剃り、洗髪なし、おまかせカットのみ2元5角(20年前レートで30円)。
現在は角という単位はなくなったので、昔を感じさせる懐かしい文言だ。
下段に念押しに注文カットは除外する書いてある。

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一応雨露凌げる屋根付き床屋。看板には理髪店とあるから、呼び方は様々だ。
中国の美容師、床屋は資格制度がないので、儲かりそうだと思えば明日からでもなれる。
刈られるお客は堪ったもんじゃないけどね。

                 つづく

   
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下町美容室(1)

日本は女性が美容室、男は理容室と概ね分けられているが、中国は一緒。
看板には美容室と書かれた店が多く、たまに造型とうたった店も見掛ける。
造型は髪型を造るということだから意味は同じだと、女房が言っていた。

上海の美容室値段はピンキリで、場所によって大きく変わる。
昨今の好景気に、中心部や繁華街の店舗賃貸料が高騰しているのがその要因だが、他にも従業員の数が異常に多いとか、内装を豪華にするので初期投資が嵩むなど様々な理由で値段が高いのは仕方がない面もある。
ということは、値段の高い店だから必ずしも技術が良いとは限らなってこと。
支払うお金のかなりの部分が賃貸料と豪華な内装費の肩代わりになっているかと思うと業腹だ。ラッキーなことにうちの女房は、中国人には似合わない見栄を張らない現実主義。
それで夫婦とも髪カットは、いそいそと下町の美容室まで出掛ける。
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私らが行きつけの美容室。一通りできる美容師が3人、見習い下働きが1人の男所帯。
腕がいいかどうかは分からないが手際は良く、カットだけなら10分も掛からないで仕上げる。女房は出来上がりを「農民カットだ」と笑うが、私は誰に見せる訳でもないから、それほど気にはならない。

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女房はこういった下町美容室は値段の安いのもさることながら、次回から20%安くなるという会員権の強引な売り込みや、高級なシャンプーやトリートメントの使用を勧められたりしないところが気楽だと言って贔屓にしている。
ちなみに洗髪のみの「単洗」が15元(240円)、洗髪とブロウの「洗吹」で30元(480円)、髪カットのみの「単剪」で25元(400円)。
中心部の気の利いた店に行けば、まぁこの3倍は取られる。
もっとも驚くに当たらないか、私が東京で行くお馴染みの店じゃ、洗髪カットだけで3700円取られているからね。

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まだまだ続いている開発の波に押されて、美容室の並びにあった菓子屋やクリーニング屋、日用雑貨屋は店じまい。
折角行き慣れた美容室だったのに、今年行ったらもう閉店しているかも知れない。

                 つづく

   
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同窓会カラオケ

 古希を過ぎたらプロの歌手だって昔通りには歌えなくなる。
思いつくだけでも、雨雨降れ降れの八代亜紀、ベーヤンこと堀内孝雄しかり、北島三郎御大など自ら卒業と称して紅白歌合戦を辞退した。
紅白歌合戦といえば、昨年の松田聖子の歌唱劣化も話題になった。
まぁ年を取るということはそういうことで、これは如何ともし難い。

私もご同様に、あれほど好きだったカラオケだったが、このところトンとご無沙汰している。極端に音域が狭くなり、音程を外す頻度が更に酷くなって、歌っていても楽しくなくなってしまったからだ。
年を取ると出来なくなることが増え、身包み剥がされるように一つ一つ楽しみを奪われて行くのは仕方がないと分かっていても寂しさは否めない。

女房も五十路を迎え、自分の人生も先が見えてきて、お定まりの更年期障害に悩まされている。今まで気にも留めなかった容姿の衰えが顕著になり、慌てて手入れを始めたが、過ぎ去ってしまった若さを取り戻すことは容易でない。
うちは子供がいないから、私が先に逝ったあと頼りになるのは友人だけだと気が付いたらしく、このところ東京の中国人中年女子会にも足繁く通うようになった。
ちょくちょく顔を出せば、自然と仲の良い友達も出来る訳で、落ち込む更年期にあって有難い助けになっている。

それは上海でも同じで、違うのは東京じゃ主婦やシングルマザーが大半を占めるが、上海はみんな同じ年の同窓会ってところ。
同窓会だから男も当然いて、月に1度集まってはワイワイと楽しくやっている。
男がいるってことは良いこともあるようで、餐庁で飲んだり食ったりした後の勘定は、金回りの好さそうな奴が見栄を張って全部奢ってくれるのだとか。
そして二次会はお決まりのカラオケへとなだれ込む。
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女房たちが二次会で行った高級カラオケ店、ゴージャスなロビーの照明が目を引く。
コンピューターの進歩で、現在は日本曲専門店でなくても、新旧問わず日本曲が歌えるようになった。

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それぞれの個室に入る通路。ちょっとおどろおどろしい照明が中国らしい。
どうせ払いは男衆、男女平等が徹底した中国であっても、やっぱり男は割を食う。

 女房はカラオケが大の苦手だから、何だかんだと理由を付けては二次会へは行かず一人先に帰っていたが、そう度々では理由もなくなってくる。
昨年はいよいよ逃げられない雰囲気を感じ、覚悟を決めて1曲か2曲歌をマスターして臨もうという決断をした。
日本人と結婚してもう東京に20年以上暮らしているのだから、歌うとなればみんなは日本の曲を歌ってくれと当然いうだろう。
ところが女房は稀代のオンチ、聴くのは好きでも、歌うのは可哀相なくらい音が外れる。
そこで私にカラオケ指南の要請がきた。

それまで東京でも上海でも、私がまだ歌えた頃は頻繁にカラオケ店に行っていたが、一緒に行く女房はもっぱら聞き役。
上海は平日3時間歌い放題、ソフトドリンク付きで1人50元(800円)、もっと値段の張る高級店もあるようだが、私は歌えれば内装の豪華さなど関係なくこの程度で十分。

女房は3時間ずっとスマホを弄っていて、たまにお義理の拍手をするくらい。
私が歌う曲なんて、もはやナツメロになってしまった曲ばかり。
ところが女房殿、国が違うし育った環境も違うから、半世紀前の歌謡曲だって最近のモノだと思っている。
「高校三年生」なんか、すごくイイ曲!ってベタ褒め。
たまにリクエストしてくれる曲は、アリスの「今はもうだれも」と「冬の稲妻」。
ちょっと頭のネジが緩んでるような娘にスナックで「私この歌知らな~~い」なんていわれたことありません?
うちの女房は絶対に言わない。団塊世代にしたらもう涙物ですよ。
もうこれだけで結婚した甲斐があったというもの。

さて問題のカラオケ特訓!
私は何の曲でも一本調子になってしまう女房の癖から、それなら最初っからあまり抑揚のない曲を選んだ方がいいと思い、山口百恵の「いい日旅立ち」を推薦。
ところが生意気にも「こんな暗い歌受けないよ」の一言で一蹴。
本人はユーミンの「真夏の夜の夢」とか、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」なんかがいいと譲らない。
仕方なくこの2曲を集中的に練習したが、私が点数を付けるとすれば40点どまり。
ところがカラオケ店の採点では、さすがは客商売。
また来てもらうために酷くてもそんなに低い点が出ないようになっているみたい。

ジャジャジャ、ジャ~ン、80点!

それ見たことか、私だってやる気になれば歌えるんだと、変な自信を持たせてしまう結果となってしまった。

3回ほどカラオケ店に通い、本人納得できるレベルまで上達したといよいよ自信を深めた。
そしては満を持して意気揚々と同窓会へ乗り込み、どうしてもワンテンポ遅れる「真夏の夜の夢」を披露してきた。
本人曰く、拍手喝采!口笛ピューピュー!すごく受けたと気分良く凱旋してきた。

う~ん、中国人も場の空気を考えて、お世辞がうまくなったものだと感心した。


   
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